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剛体/Joint一括編集プラグインの更新内容・その2

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剛体/Joint一括編集プラグイン/BJTableEditorを更新しました。

配布先については左の動画の説明文をご覧ください。

更新内容を以下に説明します。

1. ダミー剛体とダミーJoint

剛体やJointがなくてもプラグインを起動できるように修正しました。

これまでは、剛体だけ作成し、Jointがない状態ではプラグインを起動することができませんでした。今回の修正により、プラグインを起動すると、下図のようにダミーが自動的に追加されます。


このダミーはグリッド表示専用のものなので、「フォーム更新」を実行してもモデルに追加されることはありません。

2.剛体の関連Bone、Jointの接続剛体の同名選択

剛体の関連Bone列で、ドロップダウンリストを表示させなくても、剛体と同名のものを一発で選択する機能を追加しました。マウスを右クリックしてコンテキストメニューを開くと、この機能を選択できます。


上図のように、全角、半角の違いがあっても、ある程度はうまい具合に抽出できます。完全ではありません。

Jointの接続剛体についても、同様に、Jointと同名のものを一発で選択することができます。

3.剛体の関連Bone、Jointの接続剛体の左右反転

剛体の関連Bone列で、ドロップダウンリストを表示させなくても、一発で左右反転させることができます。マウスを右クリックしてコンテキストメニューを開くと、この機能を選択できます。


左右は単純にBoneの名前で判断しています。「左◯◯」なら「右◯◯」を、「右◯◯」なら「左◯◯」を抽出します。

Jointの接続剛体についても、同様に左右反転することができます。

4.計算式の絶対値による入力

Jointの移動/角度制限パラメーターについて、計算式による新しい入力方法を追加しました。

これらのパラメーターでは、下限と上限とで絶対値を揃えて正の値と負の値を設定することがままあるので、簡単に入力する方法を加えました。マウスを右クリックしてコンテキストメニューを開くと、この機能を選択できます。


上図の結果を見れば仕様が大体わかると思います。計算式の絶対値を選択領域に入力します。その際に+-は維持されます。

また、計算式にターゲットの絶対値を参照する文字列「|$|」を使えるようにしました。次の例の計算式は、選択領域のJointの可動範囲を5だけ広げます。

(例)|$| + 5

このように、Jointの移動範囲や回転範囲を増幅させたり、逆に狭くしたりする設定が簡単に入力できます。

5.コンボボックスのドロップダウンリストのラベル表示

コメントで要望を頂いていた機能を追加しました。下図のように、コンボボックスのドロップダウンリストにラベルを表示することができます。


この機能を利用するには、設定ファイル「BJTableEditor.ini」にラベルに関する設定を追加する必要があります。詳しくは同梱の設定ファイルのサンプルをご覧ください。

6.最前面表示

表示メニューの「最前面に表示」を選択するか、F9キーの入力で最前面表示が可能です。同じ操作を繰り返すと元に戻ります。

7.その他

Jointの接続剛体が未入力である場合に対応するようにしました。Jointの接続剛体が未入力であるままで「フォーム更新」を実行すると、確認用ダイアログが表示されます。

英語名表示は廃止しました(編集後の動作があやしかったので)。

セル入力のやり直しの際に、表示が更新されない不具合を修正しました。


以上です。


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